リノベーションとは?リフォームとの違いも比較
投稿日:2020年9月21日 | 最終更新日:2020年10月8日
リフォームとリノベーションの違いをご存じでしょうか。
リフォームもリノベーションも、大した変わりはないと思っている方がおられるかもしれません。
しかし、リノベーションはリフォームとは違い、工事後に完成するものが異なっています。
今回は、リノベーションの特徴をリフォームと比較することによって紹介します。
リノベーションを上手に使いこなせば、新築よりも少ない予算で、新築並の素敵な住まいを完成させることも可能なのです。
リノベーションとは
リフォームが建物の内装や設備を元の状態に戻すことなのに対して、リノベーションとは建物の内装や設備を大規模に工事して、建物の付加価値を高めたり、住まいとしての機能を向上させたりするものです。
そのような意味では、リフォームとは修繕という行為に近いもので、リノベーションはアップグレードに近いとも言えるでしょう。
部屋の内装や設備の観点から考えてみると、リフォームは壁紙の張り替えやキッチンやお風呂など水回り設備の入れ替えなどが該当します。
リノベーションに該当する工事には、リビングとキッチンの間にある壁を取り払って、キッチンの向きを変えてリビングと繋げてしまうような間取り変更の工事のほか、外壁の耐震機能を高める工事もあるでしょう。
リノベーションとリフォームの違い
リノベーションとリフォームの違いを紹介しましたが、最近はこの2つの違いの説明がかなりつきにくくなっているのが現状です。
リノベーションとリフォームの厳密な違いはないような状態ですが、建物や内装の工事をして、機能が新築の時以上になる場合は、リフォームではなくリノベーションと考えるとよいかもしれません。
リノベーションは、リフォームに比べると、工事が大規模であることが多いです。
場合によってはフルスケルトンという、骨組みだけの状態まで解体してから工事を行う方法が採られることすらあります。
リノベーションが大規模であるということは、費用に関してもリフォームより高くなることが多いでしょう。
リノベーションのメリット
リノベーションのメリットについて考えてみると、真っ先に思い浮かぶのが設計の自由度が高いことです。
特にフルスケルトンにするような工事の場合、一度骨組みまで解体するので、かなり自由に空間設計をすることができます。
それぞれのライフスタイルに合わせた空間設計をできるのは大きなメリットと言えるでしょう。
これは、建物や内装を元の状態に戻すリフォームでは、決して得られないメリットになります。
さらに、リノベーションには住まいの選択肢を増やしてくれるというメリットがあります。
リノベーションを込みで考えれば、中古物件の購入も十分に選択肢に入ると言えるでしょう。
ボロボロの中古物件であっても、リノベーションをすれば、新築以上の機能やデザインにすることも可能なのです。
場合によっては、新築に設計から携わった時のような住まいを完成させることもできます。
また、リノベーションは投資の観点から実施する人たちも多いです。
リノベーションをすることによって、物件の資産価値が高まるからです。
資産価値を高めたうえで、それを資産として持っておくという考えの人にも、リノベーションのメリットは大きくなります。
リノベーションは大規模な工事になるので、工事費用はリフォーム以上にかかります。
しかし、新築を立てることを考えれば、リノベーションの方がお得と言えるかもしれません。
実際に新築を立てる場合と、費用で比較してみると、リノベーションの方が安かったという人は多いようです。
新築物件は、新築というだけで付加価値が設定されている可能性もあり、その分だけ価格が高くなってしまいます。
しかし、中古物件をリノベーションする場合には、そういった付加価値はありませんので、結果的にリノベーションの方が安くなるのです。
こういったコスト的なメリットも見逃せないところではないでしょうか。
リノベーションのデメリット
リノベーションのメリットはたくさんあります。
デメリットや注意点もありますので、しっかりと踏まえておきましょう。
まず、リノベーションのデメリットとして考えられるのが、工事に時間が掛かってしまうというものです。
工事が始まってから、そこに人が住むまで、かなりの期間を考えておかなければならないでしょう。
リフォームに比べ、工事が大規模なので、予算の折り合いがつかないことも考えられますし、設計の段階に時間がかかる可能性もあります。
また、ローンを利用してリノベーションを行おうと思っている人も注意です。
リノベーションには一般的な住宅ローンは適用されず、どうしても金利が高くなりがちです。
そのため、長期間のローンを組む場合には、十分に注意して検討する必要があるでしょう。
リノベーションの工程
リノベーションの工程は、住まい探しから始める場合もあります。
構造調査や耐震性の調査があり、リノベーションに耐えられる建物なのかを審査したり、どのような設計にするか、どんな素材や設備を利用するか、の打ち合わせがあります。
このようにさまざまなプロセスを経て、着工へと進んでいくのです。
リフォームに比べると、工程が多くなり、工事期間も長いので、事前にしっかりと業者を選ぶ必要があるのではないでしょうか。
ここまでリノベーションの特徴がご理解いただけたと思います。
リノベーションは、しっかり建物を見極め工事会社との連携をよくして計画していけば、新築の状態よりも、性能や資産価値を高められるはずです。
不動産投資をしている人にも見逃せないものですし、理想の住まいを突き詰める人にとっても見逃せません。
上手にリノベーションをするためには、リノベーションの意味をしっかりと知っておくことともに信頼できる業者に工事を依頼するという点です。
リフォームを検討しているなら、リノベーションも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
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