失敗しない!外壁を2色に色分けする時のポイント
投稿日:2021年1月6日 | 最終更新日:2021年1月6日
新築やリフォームで外壁の雰囲気を替えたいと思った時、「2色で色分けしてみたい」と考える方は多いようです。
ただ簡単に取り換えられるものではないので、失敗しないようにとプレッシャーがかかり、大きな不安が付きまといますよね。
そこで、「外壁色決めのコツ」をご紹介していきたいと思いますので、是非参考にしてみてください。
小さな面積に色を入れる ~アクセントとして色を入れる~
外壁に、アクセントをつけるとメリハリが効き個性的な外観が生まれます。
アクセントを効かせる時は小さな面積に留めることが大切です。
以下、2種類の方法をご紹介いたしましょう。
窓枠や玄関ドアを鮮やかな色にする
外壁色は白やベージュなどシンプルな色が良いでしょう。
「ビビッド色を外壁に使う」は日本人には抵抗があるようですが、ビビッドカラーでアクセントをつけることでおしゃれ度はグッと上がります。
- 外壁:白 × 窓枠:赤
- 外壁:白 × 玄関ドア:水色
- 外壁:ベージュ × 窓枠:グリーン
など、鮮やかな色が目を引き素敵な家になること間違いありません。
一部だけ他部材を加える
「妻飾り」と呼ばれる装飾をつけてみるのはいかがでしょうか。
「妻飾り」とは、家の妻部分(建物の両端の短辺側の三角形の壁面)に装飾を施すことを言います。
参考 →YKKAP
欧風イメージの家限定になりますが、工事費も抑えられ簡単にイメージチェンジすることができます。
他にアクセントをつける方法として、外壁のコーナー部分やベランダ・玄関廻りなどに、タイルやレンガなどを施すことがあります。
参考 →ニチハ株式会社
妻飾りより、より欧風の強いイメージになり重厚感が生まれますね。
大きな面積で2色を分ける ~ツートンカラーの外壁~
1・2Fで色分けしたり凹凸部分で色分けしたりと、街中では2色の外壁の家をよく見かけます。
このように、大きな面積で2色色分けされた家に興味を持った時、選ぶ2色の「比率」と「アンダートーン」について注意してほしいと思います。
2色の比率に注意
2色の比率は、「7:3」とするのがきれいに仕上がるコツだと思っています。
比率は家のデザインにもよりますが、なるべく「7:3」が成立するにように配色を決めていきましょう。
アンダートーンを意識してみる
一般的に「なじみの良い配色」とは、2色以上の配色された色の「アンダートーン」が、同じ「アンダートーン」を持つ時に起こる配色のことを言います。
「アンダートーン」とは、人が感じる感覚的な色みを元に色を分類したもので、
- ブルー基調の「ブルーアンダートーン(クールトーン)」
- イエロー基調の「イエローアンダートーン(ウォームトーン)」
の2種類があります。
この「なじみの良い配色」の外壁は、失敗のない色の選択だと言えるでしょう。
例えば、同じ「アンダートーン」を持つ者同士の「なじみの良い配色」とは
- 真っ白 × グレー:ブルーアンダートーン
- ベージュ × ブラウン:イエローアンダートーン
などのような配色を指します。
他気を付けたい配色
屋根・軒天・雨樋など、外壁色に影響のある箇所の配色も気を付けたいものです。
「アンダートーン」に注意するほか、外観を全体的に客観視して、使用している「色の割合」にも注意して見てください。
他色配色になっている場合、黄金比「7:2:1」「ベース色:アソート色:アクセント色」が築けているかがポイントです。
2色の色分けパターン
代表的な外壁の色分けパターンを種類ご紹介いたしましょう。
色分けパターンにより、それぞれ効果が違っています。
水平に分ける(上下で色を分ける)
1階部分と2階部分で色分けするパターンです。
1階部分の方を濃色にすると落ち着いた印象になり、逆に2階部分を濃色にすると動きを感じる軽快なイメージになります。
垂直に分ける(縦にラインが入るように色を分ける)
縦にラインが入るように2色を垂直に分けることで高さを感じるようになり、シックな雰囲気を感じます。
凹凸部分で分ける
バルコニーや玄関など、凹凸のある部分で色を分けるパターンです。
カジュアルやモダンなイメージを感じ、奥行き感も生まれるでしょう。
まとめ
「おしゃれな家」の追求は難しく、特に外壁部分は自分達で決めてしまうには、大変なプレッシャーではないでしょうか。
業者の方に、自分たちの理想の家を参考画像を添えてお伝えになり、是非楽しみながら工事を進めてほしいと思います。
また、弊社でもご相談を承っており施工もご紹介させていただきます。
お気軽にお問い合わせください。