賃貸物件はインテリアコーディネートで入居率も高められる
投稿日:2020年9月12日 | 最終更新日:2020年10月8日
空室を避け継続率や回転率を高めたいなら
賃貸物件のオーナー様にとって、空室は何より避けたい事態です。
「なるべく長く住んでもらいたい」「退去が生じた際にはすぐにでも入居者を見つけたい」など、継続率の高さと回転率の速さを求めて、さまざまな空室対策を実施されているのではないでしょうか。
近年は少子化の影響で賃貸物件が供給過剰傾向にあり、競合物件が多い地域では物件同士が競い合うように差別化対策を講じたり、家賃を下げたり、礼金や敷金なし物件にしたりと攻防が繰り広げられています。
特に築年数が経過した物件の場合、新築物件や築浅物件に勝つことは難しいため、高額な費用を掛けて水回りの設備を一新したり、和室をフローリングにしたりと大規模リフォームを行うケースも増えています。
しかし、リフォームをして部屋の間取りや設備を刷新しても、入居者が思うように得られない場合どうしたらいいのでしょうか。
もはやほかに方法は残されていないと、あきらめてはいけません。
大規模リフォームより、より低コストで入居希望者へのアピールができる方法があります。
時代のトレンドをとらえたインテリアコーディネートや、賃貸物件のターゲット層に合わせたインテリアをコーディネートをして空室を避ける努力をしてみましょう。
インテリアコーディネートで入居希望者の心を掴む
インテリアコーディネートというと、家具や家電製品選びやディスプレイの工夫がイメージされやすく、オーナー様自身がコーディネートすると考えた時、それが得意でない方もおられるでしょう。
しかし、インテリアコーディネートは、家具などを選んで配置することにとどまらず、内装全体の美しさを表現したり、おしゃれ度を高めたり、機能性や利便性を高めることが可能です。
オーナー様自身でもできる、空室防止のためのインテリアコーディネートの方法を見ていきましょう。
「家具を新調したい」「壁紙を変えてみたい」「TVドラマに出てくるような素敵な空間にしたい」 など、おしゃれなインテリアに憧れる方は多いのではないでしょうか。 ショップに並ぶ商品・商材を見つめながら自宅の空間を照らし合わせて、「これがあると我が家はきっとおしゃれになる!」と、イメージを膨らませ...
壁紙で印象を変える
水回りの設備やフローリングの交換などは、入居者が入れ替わるたびに行えるものではありません。
10年あまり継続的に住んでくれた場合は別として、2年程度で入れ替わる場合には、水回りのハウスクリーニングとフローリングのワックスがけ程度で済ませるのが一般的です。
これに対して壁紙は2年ほどでも汚れが目立ちやすく、比較的安価で短期施工で交換できるので、入居者の入れ替わりのたびに張り替えてみてはいかがでしょうか。
「いつも同じ壁紙に交換しているだけ」「無難なところで白やベージュ又はグレーなどにしている」「なんとなく気分で花柄を選んでそのまま反復している」といったオーナー様はおられませんか。
「汚れが目立ってきた時だけ新しい壁紙になれば良い」という発想はやめて、せっかくの入退去のタイミングですので、回転率を高めるためにも「壁紙」のインテリアコーディネートから始めてみましょう。
例えば、くすんだ目立たない色を壁紙にしていた場合、思い切って真っ白に変えてみるのも一つの方法です。
「白は汚れが目立つ」と敬遠するオーナー様もおられますが、部屋が明るく見える上広く感じる視覚的な効果も期待できます。
近年は女性を中心に北欧デザインが人気を集めており、真っ白な塗り調の壁紙にナチュラルの木目調アイテムとの組み合わせに人気があります。
さらにご予算が合えば、クローゼットの扉や収納も白や木目調のナチュラルカラーに統一してみてはいかがでしょうか。
扉全体を丸ごと交換しなくても、品物によってはリーズナブルに色を変更することができます。
一方男性をターゲットにするなら、思い切ってグレーやブラックを使ってモノトーンのインテリアカラーにしてみてもよいでしょう。
照明でおしゃれ感をアップ
照明選びもインテリアコーディネートの重要なポイントになります。
ですが、多くの賃貸物件では電球が切れているかの確認はしても、どんな照明器具であるかには無頓着であることが少なくありません。
せいぜい省エネ目的でLEDに交換するくらいではないでしょうか。
極めて一般的な蛍光灯やシーリングライトが設置されている程度の物件が多いですが、スポット照明タイプを並べたり、廊下や寝室にはダウンライトを取り付けたり、玄関には人感センサー付きライトを付けるなどすれば、おしゃれ度アップや利便性や機能性もアップできます。
オーナー様にとっては見慣れた光景であっても、内覧に訪れる初めての人にとっては「照明」一つでも印象が違って見えます。
カーテンもお部屋に合わせてコーディネート
一般的な賃貸住宅では窓にはカーテンレールが設置されており、入居者が各自、カーテンを用意して取り付ける仕様となっています。
自分で好みのカーテンを取り付けられ、自分自身でインテリアコーディネートができて良いのではと思えるかもしれません。
確かに自分好みのカーテンを楽しむのも一つのスタイルですが、賃貸物件の引越しを繰り返している方の中には、引っ越すたびに窓のサイズが変わり、カーテンを買い替えなくてはならないと困っている方もいます。
これまで使っていたカーテンが合わず、引っ越すたびに買い替えることで高額なコストが掛かってしまうのです。
こうした入居者のストレスを回避する提案として、「カーテンをアレンジ」しておくのはいかがでしょうか。
壁紙やお部屋の特徴に合わせたカーテンをコーディネートすれば、お部屋全体のおしゃれ度も増して、入居率アップにもつながると思います。
機能性とデザイン性のある収納をつける
ワンルームマンションやアパートなどは、「お部屋全体の面積が狭い」「収納が足りない」「家具を置くとより狭くなる」といったご意見をよく聞きます。
デッドスペースを活用することやキッチンやトイレには必ず吊り戸棚などを設けるなど、スペースの有効活用を図りながら、便利な収納を取り付けるのもおすすめです。
「造作で収納」を用意すれば、機能性に優れデザインやカラーはお部屋のイメージに合わせてコーディネートさせることが可能です。
ピクチャーレールをつける
オーナー様の中には壁の傷みやダメージなどを気にして、画鋲やピンの使用を禁じる場合やポスターやカレンダーの貼り付けを禁止するケースも少なくないようです。
住まう側にすれば、いくら借りている物件とはいえ、長く暮らしていくにはポスターや写真を飾ることや絵画を飾ってお部屋のインテリアを楽しみたいものです。
制約が多いと、更新されず直ぐ退去につながるリスクも考えられます。
そこで、インテリアコーディネートの一環として、「ピクチャーレール」を取り付けておくのはいかがでしょうか。
壁を傷める心配がなくなり、絵画や写真、カレンダーなどを自由に飾れるので、入居者にも好印象かもしれません。
施工にお困りなら
株式会社COLORHOUSEでは、家具・照明のコーディネートから造作家具デザインまで、トータルにインテリアコーディネートをさせていただきます。
「トレンドがわからない」「センスがないから…」とお困りのオーナー様がおられましたら、お気軽にご相談ください。
施工までお手伝いさせていただきます。