壁紙リフォームで対策できるシックハウス症候群
投稿日:2020年4月2日 | 最終更新日:2020年6月3日
株式会社COLORHOUSEが、住環境の中で改善していきたいと思っているのが、「ビニールクロス(壁紙)」の取り扱いです。
「健康」になるには、食生活を見直したり適度な運動や良質な睡眠をとることなどがあげられますが、加えて大事なのが「住環境」だと思っています。
食事をするときも睡眠をとるときはなおさら、「住(家)」で行う事がほとんどで生活の大半を過ごす場所です。
いくら身体に良いものを食べて良質な睡眠をとったとしても、自宅の住環境が「化学物質」に汚染されているとしたら…。
「健康に暮らしたい」と考えた時、「住環境」を整えるためにどうすればよいかを考えてみましょう。
「シックハウス症候群」とは
2000年あたりから「シックハウス症候群」が問題となりました。
直訳すると「病気の家、症候群」となり(日本語にすると一気に暗いイメージになりますね)、「居住することによって起きる様々な健康障害」のことです。
症状としては、めまい、吐き気、嘔吐 、頭痛などをはじめ、涙目・目がチカチカする・鼻水・咳・じんましん・湿疹、など人によって様々です。
原因は、細菌・カビ・ダニなどの繁殖もありますが、ここで言いたいのは、「住宅の高気密化と新建材の開発が進み化学物質による室内空気汚染が起こりやすくなったから」という事です。
室内にある建材や家具などの調度品に含まれる、
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼン、パラジククロロベンゼン…
などの化学物質は、VVOC(高揮発性有機化合物)やVOC(揮発性有機化合物)と呼ばれ、塗料や防腐剤・接着剤に含まれています。
つまり、フローリング、壁(紙)、ドア、家具、カーペット、カーテンなど、室内のすべてのインテリアに化学物質は含まれているということになります。
これらは「揮散する」という特徴があるので、気温などの影響で蒸発して室内に広がって自然と空気汚染が起きていきます。
結果、室内で過ごす人々の人体に悪影響をもたらしている、という事になります。
「シックハウス症候群」の対策
問題視されるようになってから、室内における化学物質対策がすすめられました。
「内装仕上げの制限」や「換気設備の義務付け」です。
ホルムアルデヒドついては、揮散量に応じて建材に等級が設けられるようになりました。
揮散量がもっとも少ない等級の建材には「F☆☆☆☆」(フォースター)と表示されて、この基準をクリアしないと使用することが難しく、それ以外の建材の使用はできません。
また、高気密のマンションでは「24時間換気システム」を導入し、室内の空気汚染を緩和するようにしました。
一見、有意義な対策かと思いきや、「揮散量が少ない」という事は「揮散量は少なからずある」ということで「全くない(無害)」という事ではないし、ホルムアルデヒド以外の有害化学物質については規制がありません。
「24時間換気システム」も立派なシステムだと思いますが、空気汚染の一時的な対処法にしか思えず、根本的な部分の改善にはなっていないように思います。
厚生省が「室内のVOC濃度指針値」を出して基準を設けていますが、各化学物質の濃度は低くても、それら各化学物質を足していくとそれなりの濃度になっているのではないのでしょうか。
株式会社COLORHOUSEの提案
実は、室内だけでなく屋外にいても空気汚染はあります。
世の中が便利になればなるほど人工物は増加していき、人体に悪影響を及ぼすものが昔より増えていることは間違いないでしょう。
一方でなるべくその影響が出ないよう、色々な実験や検証を重ねて「室内のVOC濃度指針値:厚生省」のようなギリギリの基準値を設けて、なるべく「健康」に害が出ないように取り組んでいます。
そんな中、株式会社COLORHOUSEにできることは、「住環境」を快適にして「健康」のお手伝いをさせていただくことです。
お部屋の「ビニールクロス(壁紙)」の使用をやめて、「塗り壁」にリフォームしませんか。
「ビニールクロス(壁紙)」をやめて「塗り壁」にリフォームしよう
VVOC(高揮発性有機化合物)やVOC(揮発性有機化合物)など、化学物質が壁紙を施工する際にも使われます。
加えてビニールクロスには「可塑剤」が含まれており、「可塑剤」は「環境ホルモン」などと呼ばれ、生殖毒性があるようなことも言われている化学物質です。
もちろん、先にも述べましたように、すぐに人体に影響が出るほどの濃度は使用されていませんが、基準値をクリアした濃度では使われ続けています。
低濃度だから大丈夫、ではなく、自分たちの一番身近な住環境を守るために、より健康で快適な環境をご用意されませんか。
「健康」を意識した「住環境」は、「食生活」と並ぶほど大切だと思いますし、現在、世界中が恐怖に陥っているウィルス(コロナウィルスCOVID-19)などに対抗できる「免疫力」を備えるにも、必須だと確信しています。
室内の中で一番広い面積で使われているインテリア「ビニールクロス(壁紙)」を「塗り壁」に変えることから、「住環境」は変わるのではないかと思っています。
使用するペイントは
- イギリスの自然素材塗料
- アメリカのノンVOC水性塗料
- 日本のゼロVOCセラミック配合塗料
で、VOCはゼロです。
そして、これらのペイントのさらに素晴らしいところは、今あるビニールクロスの上からでも塗装できること、つまり、簡単にリフォームができてしまう事です。
選べる色は数千色で、仕上がりは外国の室内のようでインテリア性も抜群です。
自分で塗装したい、という方も大歓迎です。
まとめ
ビニールクロス(壁紙)は、沢山の色・デザインが揃って本当に夢があり、新築やリフォームを経験された方はお分かりかと思いますが、仕上がりを想像するとワクワクします。
ここまで普及したのは、「安くて簡単」だったに尽きると思います。
先進国にもかかわらず、ここまで有害なビニールクロス(壁紙)が普及したのは、高度成長した日本の経済に原因があったのではないかと思います。
居住する側の「健康」など考えていなかったのでしょう。
残念ながら、ビニールクロス(壁紙)を塗り壁に変えたからといって、「住環境」が化学物質がゼロになるわけではありません。(室内にある他建材や家具などに化学物質含)
ですが、床・天井という大半を占めるビニールクロス(壁紙)を塗り壁に変えることで、現状より断然良くなると思っています。
「住環境」を整えて「健康」に暮らしませんか。
株式会社COLORHOUSEでは、「塗り壁」のカラーコーディネートやインテリアコーディネート、そして新築やリフォームのご相談まで承ります。